生成AIの利用に関する遵守規約

2026年10月19日制定

本規約は、Claude Code等のソフトウェア開発生成AIを利用して川田テクノシステム株式会社(以下、「当社」という)から受託した開発業務を行う全ての受託先が遵守すべき事項を定める。

第1条 (適用条件)

本規約は、受託先がClaude Code、GitHub Copilot、OpenAI Codex、Cursor、Amazon Q Developer等のソフトウェア開発生成AI(以下、「生成AI」という)を利用して、当社が依頼した要件定義、設計、実装、レビュー、試験、リファクタリング及びドキュメント作成等の受託開発業務を行う際に適用する。

第2条 (利用条件)

1. 受託開発業務に利用可能な生成AIは、当社に以下の事項を事前に申請し、当社の承認を得たものに限る。
 【通知事項】
  ・生成AIサービスの名称
  ・モデル
  ・生成AIのバージョン
  ・生成AIの契約形態

2. 生成AIを利用できる環境は、契約において生成AIの学習機能が無効となっているものに限る。

3. 前項にかかわらず、生成AIの学習機能が無効となっていても、当社が委託する開発業務の内容に応じて、当社が指定する環境に限り生成AIの利用を認める場合がある。

第3条 (情報管理)

当社のソースコード、設計書、API仕様、データベース定義、認証情報及びその他秘密情報は、前条第2項または第3項で当社が承認した生成AIが利用できる環境以外で入力してはならず、個人契約サービスへの当該情報の入力は一切禁止する。

第4条 (生成AIの利用範囲)

開発業務における生成AIの利用範囲は当社が定める利用範囲(設計支援のみ、コード生成可、自動修正可等)に従うものとし、当社が承認した利用範囲を超えて生成AIを利用することを禁止する。

第5条 (プロンプト管理)

生成AIを利用した際の重要なプロンプトは成果物の一部として受託先が管理・保存するものとする。第3条に定める場合を除き、プロンプトに秘密情報および認証情報を含めてはならない。また、プロンプトを入力する際は当社の設計標準・コーディング規約・アーキテクチャ方針をプロンプトに反映しなければならない。

第6条 (成果物の品質)

生成AIを利用して作成したコードを含む成果物については必ず受託先がレビューし、設計標準、コーディング規約、性能、保守性、例外処理、ログ出力及びセキュリティ要件に適合していることを確認しなければならない。生成AIは開発業務における支援ツールであり、最終的な設計・実装判断を含む成果物の品質の確認は必ず人が行わなければならない。

第7条 (自動編集・リファクタリング・自動修正)

生成AIによる自動編集、自動リファクタリング又は自動修正(以下、「自動編集等」という)を行う場合は、コードの変更前と変更後の差分レビューを実施し、自動編集等による影響範囲を受託先自らが確認したうえで成果物に反映しなければならない。

第8条 (テスト)

成果物のうち生成AIを用いて作成したコードについては静的解析、単体試験、結合試験及び必要な回帰試験を受託先自らが実施しなければならず、生成AIが生成したテストコードのみを品質保証の根拠としてはならない。

第9条 (OSS・セキュリティ)

生成AIが提案するOSS、ライブラリ及びコマンドについては、受託先自らでライセンス、既知の脆弱性及び安全性を確認しなければならない。その際、生成AIに付与するリポジトリアクセス権限は最小権限としなければならない。

第10条 (生成AIの利用履歴)

受託先は、開発業務に生成AIを利用する場合、利用日時、利用者、生成AIサービスの名称、対象機能、主要プロンプト、採用箇所及びレビュー結果(以下、あわせて「利用履歴」という)を記録しなければならない。また、AI利用率(成果物における生成AIが作成したコード比率等)を当社の求めに応じ報告するものとする。

第11条 (成果物の説明責任)

当社から求められた場合、受託先は生成AI利用箇所、利用目的、人による修正内容、レビュー及びテスト結果を説明しなければならない。また、受託先が当社に成果物を提出する際は、当社の求めに応じて前条に定める利用履歴を添付して成果物を提出しなければならない。

第12条 (監査)

当社は受託先の生成AIの利用状況、ログ、プロンプト、レビュー記録、テスト結果等を監査できるものとし、受託先は監査に必要な資料を提出しなければならない。

第13条 (禁止事項)

未承認生成AIの利用、生成AIを利用して作成したコードの未検証納品、当社が未承認の生成AIへの秘密情報の入力、ライセンス未確認コードの採用、生成AIの回答のみを根拠とした設計・実装判断及び当社が承認した利用範囲外の生成AIによる自律実行を禁止する。

第14条 (規約の変更)

当社は、受託先に予告することなく本規約を随時変更できるものとし、本規約を変更した旨を当社のホームページに掲載する。本規約の変更後も受託先が生成AIを利用した場合、受託先は、本規約の変更に従うことに同意したものとみなす。

以上