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- 護岸設計システム(自立式矢板)
自立した矢板壁により矢板背後の土砂を支える係船岸や護岸の設計を「港研方式」または「Changの式」にて行い、常時・地震時における換算荷重の計算、側圧の計算、仮想地盤面の計算、横方向地盤反力係数の計算および応力・変位・根入れ長の計算内容を設計計算書として出力します。レベル2地震動に対する静的照査において、液状化の影響を考慮する場合は、土水圧の漸増成分・振動成分を矢板壁に作用させて断面力・変形を算出します。
主なバージョンアップ情報
Ver.7
- 「河川堤防の液状化対策工法設計施工マニュアル(案)(設計編 鋼材を用いた対策工法)、平成10年10月、建設省土木研究所」に対応。河川堤防の液状化対策として自立式矢板を検討可能。(排水機能付き鋼材は適用外)
- 前面矢板に断面変化がある場合の根入れ長計算書に上下部材の断面性能を追記
- 地盤反力係数の入力チェックを見直して、過大な変位量の算出を抑制
- 常時の計算を省略し、地震時または液状化時のみの計算が可能
- 鋼管矢板・鋼管杭の腐食代は前面側と背面側の平均値とする注釈を計算書に追記
Ver.6
- 地盤を単一層として扱うChang式では、各層のKhを与えて平均的Khを求める機能を追加しました。
- 表層非液状化層の土水圧の漸増成分を、常時の側圧(土圧+水圧)として計算可能としました。粘性土層の漸増成分は粘着力を考慮した側圧として扱うことが可能です。
- 液状化の影響を考慮して矢板前面に地盤改良がある場合でも、背面側の非液状化層に対する根入れ長を計算可能としました。
- 各層の下側の深度入力と各層の層厚入力を選択できます。
- 背面盛土の単位重量を常時/地震時で別入力を可能にしました。
Ver.5
- 腐食代(前面側t1・背面側t2)から、鋼矢板の腐食時低減率ηを自動計算可能としました。
- 地盤反力係数の推定に用いる係数αを指定可能としました。常時α=地震時α=1 とした計算も可能です。
- 土質定数の入力において、土層深さに応じた層厚を表示するようにしました。
- 登録材料ファイルを一部見直しました。
- 仮想地盤面を自動計算する/しないの選択を、常時・地震時・液状化時で個別に指定可能としました。
- 風荷重と衝突荷重の扱いを可能としました。許容応力度の割増しは自動的に行います。
- 任意荷重を矢板より高い位置に載荷可能としました(作用深さをマイナスで入力)。水平力の他に曲げモーメントの載荷も可能としました。

Ver.4
- 国土交通省河川局治水課「河川構造物の耐震性能照査指針(案)・同解説」(平成19年3月)に対応しました。
- 背面盛土に粘着力の入力を追加して、粘性土の崩壊角計算を可能としました。
- 安全を見込んだ仮想地盤面の計算に対応しました。
- 地盤改良がある場合でも、現地盤のKHで根入れ長計算を可能としました。
- 新世代鋼矢板「ハット形鋼矢板900」の材料を追加しました。
- 「Windows Vista」に対応しました。
製品特長
プログラムの詳細
- 「港研方式」、「Changの式」、「Changの式(多層地盤)〔PDF、96KB〕」を選択できます。
- 「港研方式」では、波力を考慮した施工時の検討が可能です。
- 矢板背面側の盛土重量、分布荷重および集中荷重を等分布荷重に換算することができます。
- 側圧計算は、河川、港湾(平成元年)、港湾(平成11年)、道示の4タイプから選択できます。
- 背面側水位を地表面よりも上に設定することができます。
- 土質は、砂質土、粘性土、中間土の3タイプを指定でき、互層地盤も計算可能です。
- 矢板前面側の地盤改良が可能です。
- 各層の崩壊角を常時・地震時について指定入力できます。
- 見掛けの震度は、「荒井・横井の提案式」、「二建の提案式」、「各層入力」から選択できます。
- 地震時の動水圧の計算が可能です。
- 土圧強度を直接入力できますので、任意形の土圧が扱えます。
- 横方向地盤反力係数は、1/βまたは、3π/4βの範囲の平均N値を自動計算できます。
- 矢板に用いる材料諸元は、材料ファイルから選択できます。(鋼矢板・軽量鋼矢板、鋼管矢板、PC-壁体、コンクリート矢板、新世代鋼矢板「ハット形鋼矢板900」)
- 「Changの式(多層地盤)〔PDF、96KB〕」で計算する場合、多層地盤においても仮想地盤面以下の平均的な地盤反力係数を用いて計算する方法が一般的ですが、多層地盤の場合でも各層の地盤反力係数を平均化する事なく、フレームモデルとした断面力・変位の算出が可能です。矢板長の自動計算、有限長の杭とした矢板長の指定入力、矢板下端の支点条件の指定(自由・ピン・固定)が可能です。
- 多層地盤をフレームモデルとして計算する場合は、計算書に曲げモーメント図・変位図を出力します。
- 仮想地盤面における許容変位の指定が可能です。
- 任意外力の作用位置を常時/地震時で別々に指定できます。
- 各層の平均N値を小数点以下1桁まで入力可能です。
- 道示側圧を計算する場合の最小土圧(0.3γhなど)が指定可能です。
- データの圧縮/解凍が可能です。
- 国土交通省河川局治水課「河川構造物の耐震性能照査指針(案)・同解説」(平成19年3月)に対応しています。
- 背面盛土に粘着力の入力を追加して、粘性土の崩壊角計算を可能です。
- 安全を見込んだ仮想地盤面の計算に対応しています。
- 地盤改良がある場合でも、現地盤のKHで根入れ長計算を可能です。
画面例

基本条件

基本条件自立

側圧条件

背面形状

土質定数

割石

側圧強度

地盤反力係数

前面矢板

設計条件

換算荷重

側圧の計算1

側圧の計算2

断面力・変位の計算(Chang)

港研方式

断面力・変位の計算(多層地盤)

断面力図・変位図(多層地盤)

根入れ長の計算(多層地盤)

変位の計算

計算結果一覧表
システムの適応範囲
適用基準
- 社団法人全国防災協会〔防災研究会編〕 「災害復旧工事の設計要領」 (平成19年)
- 国土交通省 水管理・国土保全局治水課 「河川構造物の耐震性能照査指針・解説」 (平成24年2月)
- 社団法人日本港湾協会 「港湾の施設の技術上の基準・同解説」 (平成11年4月)
※平成19年度版への対応予定はございません。 - 社団法人全国漁港協会 「漁港の技術指針」 (1999年11月)
- 社団法人日本河川協会 「河川改修事業関係例規集」 (平成10年度版)
- 社団法人日本河川協会 「建設省河川砂防技術基準(案)同解説、設計編[Ⅰ]」 (平成9年)
- 社団法人日本河川協会 「建設省河川砂防技術基準(案)同解説、設計編[Ⅱ]」 (平成9年)
価 格(税込)
- ●「護岸設計システム(自立式矢板)」¥165,000/年
動作環境
- ハードディスク
- OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境
- ディスプレイ
- 1280×1024以上が表示可能なもの
- メモリ
- OSのシステム要件を満たし、問題なく動作する環境
- OS
- Microsoft Windows 10
※Windows動作保証の最新情報はこちら
カタログ・デモ版/お問合せ
資料ダウンロード
港湾基準・自立矢板式係船岸出力例[PDF:174KB]災害復旧・自立式鋼矢板出力例[PDF:148KB]
PC-壁体・Chang多層地盤出力例[PDF:169KB]
製品に関するお問合せ(サポート)
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